プログラム

■ 第30回散乱研究会(2018年11月)

※敬称略 研究会開催当時の所属を記載
9:45

11:30
光散乱基礎講座「動的光散乱法」  
講師:柴山 充弘 先生 (東京大学 物性研究所 教授)
本講演では基礎編と応用編の2部に分けて動的光散乱法について説明する。基礎編では、光散乱の基礎から始め、動的光散乱理論、実験手法、データ解析についてわかり易く説明する。応用編では、二様分布系の解析法、動的光散乱によるゲルの研究、プローブ拡散実験、顕微動的光散乱実験などといった最近のトピックスを紹介する。
11:30

11:45
光散乱Q&A
講師:講師先生方、世話人
各講師先生方や世話人に講演内容や各種散乱法についての質問コーナー。
13:15

14:00
超音波散乱法による微粒子分散系の構造とダイナミクス 
講師:則末 智久 先生 (京都工芸繊維大学 材料化学系 教授)
液体中に浮遊する微粒子の大きさ、硬さ、表面特性を、試料を希釈・乾燥することなく評価する技術を開発した。この技術を高度に乳濁もしくは着色した微粒子溶液に適用した微粒子研究の最前線をお話しします。
14:00

14:45
コロイド粒子の電気泳動と凝集速度を考える 
講師:小林 幹佳 先生(筑波大学 生命環境系 准教授)
コロイド粒子は電場下で電気泳動する。電気泳動の測定からゼータ電位が得られる。ゼータ電位はコロイド分散系の安定性の指標とされている。これらのことについて実験結果の定量的な解析に基づいて議論する。
15:15

16:00
深海極限環境にヒントを得たボトムアップのナノ乳化プロセス 
講師:出口 茂 先生 (海洋研究開発機構 海洋生命理工学研究開発センター センター長)
深海底から湧き出す温泉(深海熱水噴出孔と呼ばれる)に見られる超高温・高圧の極限環境では、油と自由に相溶するなど水の性質ですら大きく変化する。講演では、熱水噴出孔を模擬した環境を実験室内に再現した装置を利用した、従来法とは全く異なる原理に基づくナノエマルションの生成プロセスを概説する。
16:00

16:45
酸化還元高分子によるナノメディシンの設計
講師:長崎 幸夫 先生 (筑波大学 数理物質系 教授)
活性酸素種は細胞内電子伝達系などのエネルギー産生に関与する重要なガス状分子であるものの、一方で多くの疾病に関与する、いわゆる「諸刃の剣」となる。我々が設計してきた抗酸化ナノメディシンは安全に(つまり正常な活性酸素種を破壊すること無く)、疾病に関与する活性酸素種を選択的に消去するため、様々な活性酸素障害に適応が期待できる。これらの材料設計と機能に関して概説する。
16:45

17:25
光散乱Q&A  
講師:講師先生方、世話人
各講師先生方や世話人に講演内容や各種散乱法についての質問コーナー。
17:30

18:30
意見交換会(光散乱機器の展示)
実演可能な機器展示を併設した意見交換会。
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