プログラム

■ 第31回散乱研究会(2019年11月)

※敬称略 研究会開催当時の所属を記載
9:50

11:30
光散乱基礎講座「電気泳動光散乱の基礎」  
講師:木村 康之 先生(九州大学大学院 理学研究院 教授)
コロイドの分散安定性を決定する重要な物性量であるゼータ電位を測定する代表的な方法である電気泳動光散乱法について、その背景となるコロイドの電気的物性、光散乱法の基礎を含めて解説する。さらに、従来の測定法では加える電場として直流あるいは低周波数の交流電場が用いられてきたが、その発展として広い周波数範囲での電気泳動移動度測定を可能にする測定法についても紹介する。
11:30

11:45
光散乱Q&A  
講師:講師先生方、世話人
各講師先生方や世話人に講演内容や各種散乱法についての質問コーナー。
13:15

14:00
ハイドロゲル微粒子の機能化と界面動電現象 
講師:鈴木 大介 先生(信州大学 繊維学部 准教授)
水で膨潤したハイドロゲルからなるコロイド粒子(ゲル微粒子)に関する、著者らの最近の研究成果について発表する。特に、ゲル微粒子の界面動電現象に着目し、実験値の解析より得られるパラメータについて議論する。
14:00

14:45
銀ナノインクを用いた超高精細配線印刷と散乱計測 
講師:長谷川 達生 先生(東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 教授)
近年、印刷技術を電子デバイス製造に応用するプリンテッドエレクトロニクスの研究開発が盛んにおこなわれている。なかでも、銀ナノ粒子(直径約13nm)を高濃度かつ安定的に分散させた特殊な低温焼成性の銀ナノインクを用いると、「表面化学吸着効果」という新しい機構のもとで、線幅1μm以下の超高精細かつ高伝導性の銀配線の簡易な塗布形成が可能なことが明らかになってきた。高濃度な銀ナノインクが表面反応性と分散安定性を示す不思議な機構と、これを明らかにするための共焦点動的光散乱による銀ナノ粒子の凝集状態の経時観測について解説する。
15:15

16:00
高分子の構造解析に有用な小角光散乱法について  
講師:牟田口 綾夏 (大塚電子株式会社 計測粒子事業部 分析グループ)
小角光散乱法は、結晶構造やポリマーブレンド等の相構造・異方性を手軽に評価できる。今回はその基礎原理から代表的な測定例まで一挙に紹介する。
16:00

16:45
DLSをより良く使うために 
講師:及川 英俊 先生(東北大学 多元物質科学研究所 教授)
DLSは高分子溶液のダイナミクスや微粒子の粒径解析に威力を発揮する計測手法である。誤った測定結果や解釈を回避するために、測定原理にあらためて立ち帰りながら、留意事項を織り交ぜて、幾つかの事例を紹介する。
16:45

17:25
光散乱Q&A  
講師:講師先生方、世話人
各講師先生方や世話人に講演内容や各種散乱法についての質問コーナー。
17:30

18:30
意見交換会(光散乱機器の展示)
実演可能な機器展示を併設した意見交換会。
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